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彼依存
第8章 ステージ5
「あ、ねぇ…服なんだけど」
私は白いTシャツ一枚だけで
大きなベットに座っている。
下着は履いてないし
ブラも付けていない…
ブカブカのシャツからは
雅の香りが微かにする。
「藍ちゃのエッチな汁で
ベタベタやったからな
残念ながら洗濯中やわ
しばらくそれで我慢してな?」
「下着…」
「俺が女の子の下着持ってたら
藍ちゃんヒクやろ?」
雅の部屋は女を感じさせる物は
一切置いてなかった。
シルバーのアクセサリーは沢山飾ってあるが
どれも雅の趣味で
リングやピアスが綺麗に
ケースに片付けてある。
「ほんまは手出したいねんけど
陸絶対怒るからな我慢やわ」
笑いながら私のシャツ越しに胸を見る…
シャツが擦れ微妙に膨らむ突起は
シャツ越しですぐに分かってしまう。
「み、見ないで…よ…」
「今更やんか
もう十分見させてもらってるから」
そう言ってパソコンを
ベット上に持ってきて見せてくれた。
私が陸の指示に従い
お尻の穴で自慰行為している動画を…
「ん…み、雅…コレ消して」
恥ずかしくなり画面を閉じれば
USBを抜き手渡した。
「消さへんけどあげるわ」
「なんで?」
「プレゼント」
自分が自慰する動画をプレゼントされても
すっごく困るんですけど…。
「いらんかったら捨てな」
「う…ん」
苺ミルクを飲みながら
たばこを吸う雅は鼻歌混じりに
ハートの部分を指で弄っていた。
「その歌…」
「歌?」
「私が好きな歌」
「やろ?何でも知ってんやで」
自慢げに言う雅は
鼻歌から声に出して歌っていた。
私の好きな苺ミルク。
私の好きな歌。
雅は私の何をどこまで知ってるの?
疑問も浮かんだが雅の存在が近い事に
少しだけ嬉しくなったのは
秘密にしておこう。
「藍ちゃん見せてや」
「え…?何を」
苺ミルクを飲み乾いた喉を潤す。
甘い苺とミルク…
これ以上に美味しい飲み物は無い。
唇に付いたミルクを軽く舐め
キョトンとした表情を向ければ
真剣な面持ちで言われた。