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彼依存
第8章 ステージ5


本当の私を知る事よりも
雅が私をどうやって抱くのかが
しりたかったの…
《教えて》
貴方は私をどう抱くの?


私は雅に触れられたいと望んだ。
陸という彼が居るのに。
彼以外に触られたい…



変わっていく。


きっとそう望む私が本当の私。




「んっ、ふぁ…っ…」



舌に何かが当たる。
時折歯にぶつかりカチャカチャと
鉄の音がした…



「何…これ…」



ぺろっと出した舌の上に光る銀の玉…



「ピアス」



「っ…ぁ…んっ」



ピアスが刺さった舌は耳の穴に侵入し
舌の感触だけではなく
固いピアスがコリコリと触れた…



仰向けになる私は
必死に雅の服を握り
ゾクゾクとする快楽を味わっていた。
Tシャツは捲れあがり
見えるか見えないか微妙な所で保つ…
シーツに隠れた下半身は
雅の絶妙な舌使いで潤い始めている。




「はぁ、あん…みや、びぃ…」



「なに?」



「も…っと…んっぁ…」




首に手を回し引き寄せ自ら甘えてみせた。




「あー、もぅ…
ほんまに知らんからな」



困った笑顔を見せた雅…
その顔はどこか嬉しそうにも見えた…






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