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彼依存
第10章 ステージ6
陸が作ってくれた朝食は
暖かくて美味しかった。
雅を起こさないようにって
キッチンに 2人並んで立ったまま食べた。
「雅の家なのにいいの?」
「いつもの事だから平気」
手際よく皿を洗いていく。
家事をする陸は初めて見た…
「シャワー浴びてきたら?」
「あ、うん…そうだね」
つい陸の手際の良さに目が離せず
キッチンの隅で立ち尽くしていた。
若干まぬけな声になってたと思う…
お風呂場に行けば普段私が使っている
シャンプーやボディーソープが用意されていた。
洗面台には真新しいバスタオルに歯ブラシまで…
「陸?これ…」
「昨日藍が寝てる間に買ってきたから
好きに使っていいよ」
「あり…がと…」
ブカブカのシャツを脱ぎシャワーを出し
肌を濡らしていく…
雅の香りが付いた身体を
お湯が流していく…
私昨日…雅と…
鏡を見れば私なのに私じゃないような
甘い顔をした私が映っている。
そっと唇に指を這わして
雅とのキスを思い出してみた…
乱暴なくせに甘い。
激しくみえて優しい。
「っ、はぁ…」
気持ち良かった。
雅に触れられて感じていた。
ココに雅が入っていたの…
自然と指が後孔へ滑っていき
昨日を思い出すように
円をかいてなぞってみた…