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彼依存
第10章 ステージ6
触れられた訳じゃないのに…
あんなに気持ちよかった。
実際に触れた時に比べれば
物足りない感じがしたけど
それでも…
焦れったく襲う快感は
私の中で新境地を目覚めさせる。
「じゃ、お仕置きしよか」
リードを持ち立ち上がる雅の手には
あの時車内で使った
私をおかしくさせたクリームが
しっかりと握られていた。
「や、雅っ…それ…やだよ…」
「藍、お仕置きって言ったよね?」
「せやで、藍ちゃん
反省せなあかんやろ?」
勝手にイくのはいつもの事。
ただお仕置き、反省って言葉で
私を縛っていく…
抵抗できないように…
「はい」
素直なのは私の下半身だけ…
口では嫌がって見せても
実はこの状況を存分に味わっているんだから
「っん…ん…」
リードを高く引っ張り上げ
天井から垂れ下がった鎖に繋ぐ。
良く見れば天井以外にも
いくつか金具が取り付けてある。
私をどこにでも拘束できるように…?
息がしにくい…でも…嫌じゃない。
顎は自然に上を向き
嫌でも胸を突き出す姿勢になる。
「AVでも見てるみたいやな
AVなんか比べもんにならへんわ
めっちゃ色っぽいで藍ちゃん」
ギチギチに拘束されて
足を広げ
リードに繋がれる私は
二人にはどんな風にみえているの…?
「今日はお仕置きしながら
我慢を覚えようか」
陸…
すっごい笑顔だけどの
声はもう彼氏の優しい声じゃないよ…
私をおかしくさせる時の陸の声。
「うん…」
返事はしたけど
既にひくつく孔たちを
どう我慢させるの?