この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
後宮艶夜*スキャンダル~鳥籠の姫君は月夜に啼く~
第2章 家出
 堪りかねたように父文昭が言うのにも、彼女は頬を膨らませたまま、そっぽを向いたままである。十六歳にしては童顔で小柄な芳華はちょっと見には十三、四歳にしか見えない。そんな彼女が精一杯拗ねて見せたとしても、あまり迫力はないのだが。
 当人はそんなところは少しも判ってはいない。文昭は呆れたように大きな吐息をつく。大体、父はいちいち大仰すぎるのだ。今もこれ見よがしな溜息をつき、肩を竦めて見せているのも下手な芝居なのが丸分かりだ。
/941ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ