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後宮艶夜*スキャンダル~鳥籠の姫君は月夜に啼く~
第2章 家出
「芳華っ、良い加減にしなさい」
 ついに父が声を荒げたので、芳華は渋々文昭の方を見た。普段は愛娘に声を荒げることなどない温厚な父だが、一度怒らせると、なかなか厄介だ。
「そなたは私の―」
 先刻からもう数え切れないほど繰り返された科白にうんざりして、芳華は文昭を上目遣いに恨めしげに見上げる。
「そのように大声を出されずとも、ちゃんと聞いておりましたわ。お父さま、私、耳はちゃんと聞こえておりましてよ」
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