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後宮艶夜*スキャンダル~鳥籠の姫君は月夜に啼く~
第4章 求婚と蜜月
「―っ」
 愕いて身を起こそうとする芳華を法明は上から体重をかけて抑え込む。
「法明」
 咎めるような声に、法明がその美しい面に見たことがないほどの艶っぽい微笑を刻む。
「少し黙って大人しくしてろ」
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