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後宮艶夜*スキャンダル~鳥籠の姫君は月夜に啼く~
第4章 求婚と蜜月
「俺がお前を置いて、どこかに行くはずがないだろう。お前が俺の側からいなくなるって言い出しても、俺はお前を手放してなんかやらないから、覚悟しとけよ」
 法明は半ば戯れ言めいて言い、ご馳走の並んだ食卓を眺めた。
「今夜は凄いな。何だ、桃果饅頭まであるじゃないか、何か祝い事でもあるのか、もしかして、お前の誕生日とか。でも、それはまだ少し先だったな」
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