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後宮艶夜*スキャンダル~鳥籠の姫君は月夜に啼く~
第6章 真実を知る瞬間
 現に今だって、ろくにお渡りもない有様だ。芳華は自分の方から法明を避けている癖に、一向に訪れない彼をどこかで恨めしく思っていた。
 何か面白くもない話を朝っぱらから聞いてしまったようで、芳華は立ち上がった。
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