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後宮艶夜*スキャンダル~鳥籠の姫君は月夜に啼く~
第6章 真実を知る瞬間
 今日も法明は皇帝の盛装をしていて、どこから見ても威厳のある美々しい姿だ。それで砕けた言葉で話すものだから、どうにも違和感が先に立ちすぎる。
 法明が肩を竦めた。
「お前の前で皇帝らしくふるまうのは止めた。俺はこれが地だからな。窮屈な言葉を使うのは、どうも性に合わんらしい。せめて一人くらいは、素の自分を出せる相手がいても良いだろう」
「はあ」
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