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後宮艶夜*スキャンダル~鳥籠の姫君は月夜に啼く~
第6章 真実を知る瞬間
他の女官や宮女たちも動員して、ちょっとした騒ぎになったらしい。何しろ目下は皇帝の第一子、ただ一人の御子を宿した大切な貴妃だ。何事かあっては一大事、もしや池に誤って落ちたのではと、池まで浚ったと凜鈴から聞かされ、芳華は到底事実を伝えられなかった。美しい花を求めて彷徨っている中に広大な庭園で迷子になったのだと告げた。
果たして凜鈴がそれを信じたかどうかは疑わしいが、彼女は敢えて女主人の秘密を暴こうとするほど愚かではない。
果たして凜鈴がそれを信じたかどうかは疑わしいが、彼女は敢えて女主人の秘密を暴こうとするほど愚かではない。