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後宮艶夜*スキャンダル~鳥籠の姫君は月夜に啼く~
第6章 真実を知る瞬間
陛下が民情視察と称して宮殿をしょっちゅう抜け出されているのは私も知っていましたが、まさか市井で名も無き民に身をやつして暮らしておられるとまでは考えてもいなかった。廷臣たちを集めての御前会議など、必要なときにはちゃんと宮殿におられましたからね」
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