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後宮艶夜*スキャンダル~鳥籠の姫君は月夜に啼く~
第6章 真実を知る瞬間
 彼は笑いながらも真摯な瞳で告げる。芳華は心の中で思った。法明ならば、きっと後々まで語り継がれる偉大なる皇帝となるに違いない。彼が器の大きな人であることは出逢ったそのときから判っていたことだ。 
 芳華がそんなことを考えていると、法明が突如として叫んだ。
「あ、それから、これを伝えておかなくちゃな」
「何ですの?」
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