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後宮艶夜*スキャンダル~鳥籠の姫君は月夜に啼く~
第10章 後宮艶夜*スキャンダル  深き眠りの底で~浄心院での日々~
 国の大神殿にもこれと同じ形をした巨大な仏神像が祀られ、神官たちが日々、花や供物を供え、操国神教独自の聖典を詠唱する。神官たちが朗々とした声で唱える教典は歌のようでもあり、耳を傾けていると心が静まってくる不思議な力を持っていた。ちなみに神殿も浄心院と同じく外観は壮麗な宮殿風の造りで、内装は寺様式だ。
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