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後宮艶夜*スキャンダル~鳥籠の姫君は月夜に啼く~
第11章 後宮艶夜*スキャンダル 接近~二つの心~
 遠ざかる紫蘭を見送りながら、鵬純は無力感に苛まれていた。二日前もそうだった。今のように紫蘭は自分から逃れたいかのように、足早に去っていったのだ。
 紫蘭が一人で歌っていたのは子守歌だった。操国に古くから伝わる伝統的な歌だ。紫蘭はもしかしたら、傷ついたあの紅蘭と名付けた小鳥を看病しながら、この子守歌を歌っていたのかもしれない。
 別にその光景を見たわけでもないのに、鵬純の瞼には自然にその様子がありありと映じていた。
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