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後宮艶夜*スキャンダル~鳥籠の姫君は月夜に啼く~
第2章 家出
 ふと初夏の大気にほんわりと甘い香りが混じっているのに気づいた。見上げれば、そこには大きな樹が夜陰の中でひっそりとそびえている。十六夜のふっくらとした月が冴えた光を大樹に投げかけていた。
「綺麗」
 芳華は思わず呟いた。月明かりが細かな粒子となって、白い大輪の花の上できらきらと踊っているように見える。今は亡き先帝の最初の楊皇后がこよなく愛でたという泰山木の花だ。
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