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後宮艶夜*スキャンダル~鳥籠の姫君は月夜に啼く~
第12章 後宮艶夜*スキャンダル~鳥籠の姫君は月夜に啼く~ 二代后
 皇帝は真顔で言う。
「一時はこのまま衰弱してしまうのではないかと危ぶまれたんだ。餌もすっかり食べなくなってしまって」
 皇帝の物言いたげな視線とぶつかり、紫蘭はまた微笑んだ。
「何か?」
「そなたは最近、少しは食が進むようになったのか?」
「―」
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