この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
後宮艶夜*スキャンダル~鳥籠の姫君は月夜に啼く~
第14章 後宮艶夜*スキャンダル Epilogue~あなたを忘れない~
徳治帝を暗殺した犯人についても諸説紛々である。息子である光徳帝を失い、失意に沈んでいたその母皇太后の仕業であるとも、一文官の一存でなしたことだともいわれている。暗殺犯は後の取り調べにおいて、
―先帝の后を好き心で己が妻にしてしまった徳治帝に天誅を下すのだ。
そう述べたという。
徳治帝と曺皇后の馴れ初めについても諸説様々で、どれが真実なのかは判らない。一般には曺紫蘭は女好きの徳治帝の毒牙にかかった不幸な女性というイメージの方が強い。
―先帝の后を好き心で己が妻にしてしまった徳治帝に天誅を下すのだ。
そう述べたという。
徳治帝と曺皇后の馴れ初めについても諸説様々で、どれが真実なのかは判らない。一般には曺紫蘭は女好きの徳治帝の毒牙にかかった不幸な女性というイメージの方が強い。