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禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第2部
第3章   

「………………」

 もう、何だってこんなに素敵なんだろう――この男は。

 素晴らしい外見を持った男の中身は、

 意地悪で、でも、優しくて。

 甘えん坊で、でも、たまに人を難なく欺いて。

 頭が良くて、でも、たまにおかしいけれど。

 生まれた時からずっと、自分の全ての中心に居続けた人――。

(…… “たちの悪い男” をお兄ちゃんにしちゃったな……)



 貴方に出会えた事が 私の終わり――



 どこかで聴いた事のある、歌詞の様なセリフを思い浮かべたヴィヴィ。

 微かに肩を落とし、息を吐き出すと、

「もぅ……、おっき過ぎるぅ……っ」

 憎まれ口を叩きながら動き始めた。

 ほとんど収めていた陰茎を、両膝と両手を付いた状態で、ゆっくりと抜き取っていく。

「ん? だって、ヴィクトリア。粗チンなんかじゃ、もう物足りないだろう?」

 面白そうに見上げてくる匠海に、

「そちん……?」

 ヴィヴィはこてと頭を倒す。

「ああ、お粗末なペ――」

「変態っ!!!!」

 そう喚いて兄の戯言を遮ったヴィヴィ。

(全く、最期の最期まで、変な知識を植え付けないでよっ

 てか、ムードぶち壊しだ、馬鹿~~っ!!)

 頬袋に餌を溜め込んだリスの如く、膨れっ面のまま動き出した妹に、

 匠海は心底おかしそうに笑っていた。

 初めは、そそり立った角度に合わすように、

 匠海の胸の上に両手を付き、斜め上に膝の屈伸を使って動き。 
 
 少し慣れてきたところで、付いていた両手を腹筋の上へとずらしたヴィヴィは、

 匠海をなるべく沢山受け入れる為に、上下に跳ね始めた。

「あ、あぁっ お兄ちゃんっ あ、凄いっ んっ んくっ や……ぁんっ」

 兄の大きさと形に馴染んだヴィヴィの蜜壺は、どこを擦られても気持ちいいが、

 やはり、弱い裏側に反り返ったえらが触れると、

 身悶えするほど強烈な刺激が背筋を貫いて。

「ヴィクトリアっ ……っ はぁ、凄く、いいよっ」

 心底良さ気に零した匠海は、自分を跨いだ細い両太ももを、執拗に掌で撫で擦っていて。

 時折、何かに耐えるように、ぎゅうと掌に力が籠められるのを感じると、

 それだけでもヴィヴィの膣粘膜は、兄を締め付けてしまって。

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