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禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第2部
第3章
「お兄ちゃんの、かたぁいっ あぁっ ゴリゴリ、するっ あぁ……、んっ」
陰茎のほとんどを招き入れて、細腰を前後にくねらせ愛していると。
肉芽が兄の腹筋に擽られる度に、己を貫くその硬さを まじまじと感じ取ってしまう。
膣口に近いそこが、じんじんと熱を持ち、それは痒みにも近い疼きを生み出していた。
「もっとゴリゴリしてあげようか?」
兄の言葉に、いつの間にか仰け反っていた頭を降ろせば。
ヴィヴィよりも そうしたそうな匠海がいて。
「うんっ して、もっと……、あ、あぁんっ おにぃちゃ……っ ぁん、これ、好きぃっ」
兄の大きな掌にがっしりと掴み上げられた腰は、クリを一緒に擦りながら、ゆっくりと前後させられ。
やがて、妹の締め付けに耐え切れなくなったらしい匠海は、
下から貫いた陰茎を軸に腰を旋回させ、きつく絡み付く粘膜を、ぐるりぐるりと掻き混ぜ始めた。
白い躰の内側を、炎の柱が立ち昇って行く。
ぐるぐると旋回をしながら、高く大きくなっていく炎は、
やがてヴィヴィの身を焦がし始め。
「ぅんっ は……、ぁっ はぅうっ あ、ダメっ!? イっちゃ……っ ぅうぅンぅうう~~~っ!!」
全身を一息に突き抜ける、兄の生み出してくれた熱に、
妹はバスローブを引っ掛けただけの背を、ぐっとしならせて果てた。
そして匠海も、イったばかりの妹を下からがんがん突き上げ、
「ぅっ ああっ 俺も……、あ、ヴィクトリア……っ」
下から持ち上げられた兄の腰に、受け止める細腰は「これ以上入らない」と丸くなって逃げる。
が、それさえも許さないと最奥を抉る亀頭の先に、
ヴィヴィの中で、また新たな何かが弾け飛び。
「~~~っ!? ぅっ くぅ~~ん、はぅ、ぁ……っ」
怖いくらいに陰茎を締め上げる膣肉は、
ゴム越しに兄の白濁が叩きつけてくる、微かな感触をも味わい尽くしていた。
(も……、だ、め……。た、倒れそう……)
立て続けに達したヴィヴィは、もう指にも力を込められない程で。
ぐったりと胸に中に降りてきた妹を、兄はしばらく抱き寄せてくれていた。