この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第2部
第3章   

 窓ガラスに手を付き、呆然と立ち尽くすヴィヴィの細腰を、後ろから掴み上げたかと思えば、

 引っ掛けているだけのバスローブの裾を手繰り上げ。

「……っ あ、や……ぁっ!?」

 冷えた尻に触れた、熱く硬いもの。

 擦れ声で嫌がったヴィヴィの膣口に、己を当てがった匠海は、

 有無を言わさずに腰を突き出した。

 ぐちゅん。

 肉の交わる卑猥な音に、金の長い髪がサラリとなびく音が追随する。

 何も遮るもののない窓ガラス。

 そこに両掌を突いて躰を強張らせるヴィヴィは、立ったまま後ろから兄に貫かれていた。
 
 みっちりと中から押し広げられる媚肉に、

 ガラスに這わされた細い指先が、何かに耐える様に第二関節を曲げていた。

「ああ、ゴムしてなかった」

「……――っ」

 兄がふと気付いて零した呟きに、ヴィヴィが はっと顔を上げる。

 うそ。

 うそ……。

 お兄ちゃんのが、そのまま、私の中に……?

 その途端、

 正直過ぎる膣内が、少しでも本物の匠海を味わいたいと、

 まるでそこで記憶するように、ぬたぬたと蠢き始め。

「ヴィクトリアの中、凄い……。絞り取られそうっ ああ、あんまり締め付けては駄目だよ?」

 掴んでいた細腰から片手を離した匠海は、妹を宥めようと、

 ガラスに額を寄せた頭を、後ろから撫でてくるが。

「ひぁ……っ!? やぁ~~、抜ぃ、て……っ」

 もう頭の中は匠海の分身の事だけに一色で。

 恋人として抱かれていた時と同じ、何も遮るもののない匠海の生の感触に、

 蜜壺が勝手に昇り始め、細い両膝が がくがくと笑っていた。

「どうして? ピル飲んでるんだろう?」

 先刻吐いた下手糞な嘘を蒸し返す兄に、ヴィヴィは唇を噛んで耐えるしかない。

「大丈夫。出さないから、安心しろ。

 ただ、ちょっとだけ、ヴィクトリアの全てを愛させて?」

/1163ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ