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禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第2部
第4章     

 徐々に熱を持ち、充血した事により肥大し始めた膣肉。

 そこを匠海の太く硬いもので擦り上げるのは、素晴らしくて。

「ぁんっ あ、あっ ぁん、やっ ぁ、ぁああっ」

 引っ切り無しに漏れる、もはや嬌声としか言えない声。

 そして、どんどん大きく卑猥になっていく蜜音。

 いつの間にか頭上の両腕を降ろし、シャツに包まれた胸の前で両手を組んで耐えている様子の兄。

 その表情はどこからどう見ても、自ら望んでこの行為に耽っている様に見えるが。

 実際のところなんて、匠海本人にしか解らない。



 この女は、こんなに性欲が強かったのか?

 結局5日間しか、俺とのセックスを我慢出来なかったんだ。

 「不倫は嫌」なんて、全くどの口が言ったんだ?



 端正なマスクの下。

 そう妹を嘲っていたとしても、ヴィヴィには解らないのだ。
 
 解らなくていい。

 解りたくも無い。

 もうこの男には、

 自分は何一つ、期待してなど、いないから――。



 散々、スプリングを軋ませ、互いの性器を擦り合わせたのち。

 少し息が弾んでしまったヴィヴィは、腹筋に添えていた両手を、今度はその上へと伸ばす。

 胸の前で組まれていた、拘束されたままの兄の両手。

 それを再度、黒髪の上へと戻させると、何を思ったのか。

 上半身を倒した妹は、兄のシャツの襟元を寛げ、咽喉仏をぺろぺろと舐め始めた。

 昔はそんなに興味が無かったそこ。

 けれど1週間前から妙に、逞しく突出したものに色気を感じ始めて。

 実際に舐め上げてみれば、舌に感じる、薄い皮膚一枚隔てたそこに感じる、ゴリゴリとしたものは、

 何だか、兄の分身にも想えて。

「あはは、くすぐったいって」

 最初はそう笑っていた兄も、

 あまりの妹の執拗さに当てられてか、徐々に切なそうな声を零し始めた。

「……っ ぁあ、ヴィクトリア……、気持ち良いよ」

 匠海の喘ぎ声に、ヴィヴィの中がきゅぅううと疼く。

「ぁんっ ……ぁ、ふあ……っ」

「……っ く……、ぁあ、凄、い……っ」

 兄を喰い絞めてしまった妹と、

 その妹に更に甘く啼かされた兄。


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