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禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第2部
第7章
「あっ ぁ、ひゃぅっ!? いッ ぁあっ ……~~っ も、だめぇっ」
22時半。
良い子のみんなは、すやすや夢の中――な時間。
白いシーツの上に、突っ伏させられたヴィヴィは、
後ろから兄に揺さぶられながらも、必死に抗っていた。
「そのサクランボの唇で「お兄ちゃんが好き」って言ってくれるまで、辞めないよ」
「やぁ……っ 言わっ 言わないもんっ!」
「そう? ヴィクトリアのここは、俺を締め付けて、離してくれないのに?」
細腰を掴んでいた大きな両手が、輪郭を愉しみながら小ぶりな尻へと伝い降り、
薄いながらもぷりんと上向きの尻肉を、左右へと割り開いた。
その直後。
「じゃあ何度、下のお口に中出しされたら、ちゃんと言えるか、試してみようね?」
恐ろしいセリフと共に、遠慮なく腰を突き出され。
柔い亀頭の先で、弱い最奥を苛められば。
「ひゃんっ!?」
一層高い声で啼いた妹の両膝から下が、ベッドの上で愛らしく跳ね上がった。
「ああ、またイっちゃったな?」
シーツの上。
美しい肩甲骨のラインを際立たせながら、昇り詰めた躰を細動させる女に、
片腕を伸ばした男は、乱れた金糸を指に巻き取り、大きめの唇を寄せる。
「こんなに快楽に貪欲な躰、俺じゃないと満足させてあげられないと思うけれど?」
「……~~~っっ」
兄のあまりにもな言い分に、
(誰が私をこんなにしたと思ってるんだこんにゃろう)
思わず目の前に散らばっていた、金と群青色のミニピローを掴み上げ、背後の匠海へと投げるも。
「おやおや、お転婆は何歳になったら、治るんだろうね?」
逞しい胸にポンとぶつかり落ちた、柔らかなそれらを笑い飛ばした兄は、愉しそうに嗤うだけ。
それどころか、
「それとも「躾け直して欲しい」という事なら、遠慮はしないぞ?」
興奮で声を擦れさせながら “おいた” をした細い両腕を、背中に折り畳んでくる始末。