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禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第2部
第7章      

「ほらね、ヴィクトリアの躰は、物凄く正直だ……っ」

 媚肉の具合を愉しむ様に、腰だけを器用に くいくいと動かされ。

 亀頭のエラで、一番疼く膣裏全体をごりごりされれば、

「ひゃぅううっ あっ もっ ぁああんん……っっ!!」

 自分では手の届かないむず痒い場所を、ピンポイントで掻かれる良さに、

 腰から背筋へ向けて、何度も鮮烈な痺れが走る。

「ああっ 持ってかれるっ」

 焦燥を滲ませた匠海は、上半身を起こすと。

 ベッドの隅まで妹の躰を引きずり、そこに懸命に打ち込み始めた。

「あっ あ、ひゃっ ぁ……、やっ あぁんっ」

 柔らかすぎるスプリングに、兄を受け止める腰が沈み込み、

 滑り落ちそうな恐怖に、必死に両手でシーツを手繰り寄せる。

 匠海の突きが激しくて、どうしても上へ上へと華奢な躰がずり上がり。

 その度に少し乱暴に細腰を掴み上げ、兄の方へと引きずり降ろされる行為に、

 ヴィヴィは何故か、興奮を覚えていた。



 お兄ちゃんに、犯されてる。

 ヴィヴィ、

 おにいちゃんに、

 こんなにもされちゃってるの。



 兄の言い成りになるのを拒む、心と頭が存在する一方、

 必死に自分を蹂躙してくるその姿に、

 倒錯的な愉悦が、躰と精神の根底へと、じんわりと滲み始めていた。

「おっぱい、すごいことに、なってるぞ?」

 兄の突き上げに、肋骨の上。

 薄い乳房の膨らみが、ふよふよと頼り無く上下していて。
 
 その中心では常より紅くしこった尖りが、快楽を色濃く主張していた

「やっ あ、やだっ 見ない、でぇっ」



 嘘。

 もっと見て。

 嫌がりながらも、お兄ちゃんに気持ち良くされちゃってるヴィヴィ。

 もっと見て?



「突く度に、溢れてくるけど? もしかして、小さく何度も、イってる?」

「……っ い、イってなっ やだぁ。イってない、もんっ」 



 嘘。

 もうずっと気持ちいいの。

 だって、お兄ちゃん、なんだもん。

 舐める様に、全てを視姦してくる瞳も、

 意地悪ばっかり言う唇も、

 私のいいところばっかり虐めてくる、えっちなのも、

 全部、全部、

 ヴィヴィの、お兄ちゃんの、なんだもん。


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