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禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第2部
第8章    

「ん? おや、ここは?」

 唯一、泡を纏っていない場所に、視線を落としながら指摘してくる匠海に。

「い、今から洗うもんっ」

 頬を薔薇色に染めたヴィヴィは、もう一度 掌に泡を作った。

 なのに、

「あ、ちょっと待った」

 そう妹を止めた兄は何故か、全身の泡をシャワーで洗い流してしまって。

 不思議そうに首を捻っているヴィヴィの腰を、ひょいと掴み上げると、

 浴室の椅子に腰を降ろし、その上に華奢な躰を後ろから抱っこして座らせた。

「ほら、洗って?」

 金の薄い茂みの真下。

 にょっきりそそり勃つ、匠海のもの。

 それは、ヴィヴィに全身を洗われている間に、徐々に勃立し。

 今では、血管がうっすらと浮き出ているほど、で。

「ん……」

 ほぼ1月ぶりに目にした昂ぶりに、恐る恐る、泡にまみれた両掌を添えてみる。

 長い竿に泡を纏わせれば、氷をも瞬時に溶かしてしまいそうな熱を感じ。

 そして、その上。

 エラの張った亀頭の割れ目からは、ぷっくりと透明な雫が。

「………………っ」

 気付かないふりをして、泡で先っぽも覆い隠せば、

「は……っ」

 耳元には、兄の切なそうな吐息。

(やぁ……。も、ほしい……っ)

 限界なのは、匠海だけでは無かった。

 兄の腰に乗せられた妹の秘めたる場所は、もう熱く蕩けて、目も当てられない状態になっていた。

 だから、自分と同じ状態の、匠海の切なさが手に取るように解かって。

 細い掌に若干 力を込めたヴィヴィは、ゆっくりゆっくり扱き始めた。

「……っ ヴィクトリアの、手……、気持ち、いいよっ」

 耳朶に吹き込まれる悦さ気な声に、妹は両手の動きを速める。

 兄の剛直の熱と、耳元にかかる吐息の熱さに、

 敏感な躰が、ドロドロに溶けてしまいそう。

「んっ あつぃ……」

 思わず漏れたその呟きが、恥ずかしくて。

 誤魔化す様に両手を伸ばしたのは、昂ぶりの下に位置する2つのもの。

 コロンとした手触りを、両手に感じたヴィヴィは、

 あくまで柔らかな手付きで、兄の大事なものを洗い上げる。

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