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禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第2部
第8章    

 ヴィヴィが、呆けた頭の中でそんな事を考えている最中も、

 匠海は興奮冷めやらず、

 たっぷり注ぎ込んだ白濁を、子宮口に擦り付け。

「ヴィクトリア……、ヴィヴィ……、ああ、好きだよっ」

 耳元で何度も囁きながら、

 弱い亀頭の先を自分で虐める事で、またその硬さと太さを取り戻していく。

「は……、ぁ……ぅン~~っ あ、も……っ」

 イったばかりの最奥を擽り続けられ、中々降りてこられない躰。

 けれど匠海は、そんなヴィヴィにも容赦なかった。

「ん? 奥ばっかりじゃ、疲れちゃうな? 今度は、お前の大好きな後側、たくさんゴリゴリしてあげようね?」

 そう言うや否や。

 いとも簡単に、正常位から座位へと華奢な躰を抱き起し。

「ひ……っ!? ぁ、ちょ、ま……っ」

 久しぶりなので、ちょっと休憩させて欲しい。

 そんな懇願さえする暇も与えられず、また逞しい男に甘く啼かされてしまう。




 結局、抜かずの3連発(恥)――

 なのに、まだしたそうに、妹の口内を貪りながら、腰をくねらせてくる兄に、

「~~~~っ!?」

(ギブギブっ も、意識、とんじゃう……っ)

 指先まで痺れてしまった細腕で、逞しい胸を押し返そうとしても。

 それを「続きを強請られた」と勘違いしたらしい匠海は、

「はぁ……、なんて良い子なんだろうね、お前は」

 興奮しまくった囁きを零しながら、腰の上に乗せた華奢な肢体を、下から突き上げてくる。

「ぉ、にぃ……ちゃ……、ぁ……っ」

 蕩けた声音で(終了を)懇願する妹に、また興奮したらしい兄。

 ぐしゃぐしゃに乱れた黒シーツの上に、ヴィヴィを押し倒すと、

 また、色んな角度で貫いてきて。

 その度に、尻の合間を伝い落ちる、生暖かい2人分の体液。



 ああ、どうしよう。

 どうしよう。

 性欲強い男って……素敵――



 意識を手放す、一瞬。

 ヴィヴィは そんな恥ずべき事を思い。



 そうして、

 ――堕ちた。




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