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禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第2部
第11章        

 そして、

 肌に纏わりつく白シャツと、押し上げられただけのブラ。

 ライトグレーの下着に押し潰された小ぶりな乳房が、頼りなく揺れる様を、目の前の匠海に全て見られている。

 そう思うだけでも、全身が粟立った。



 なんか……、ヴィヴィ。

 お兄ちゃん、に……。

 “お兄ちゃん” なのに、犯されてる気分……。





 今から30分前――

 取っていた客室で、明日に備え早々に床に就こうとしていたヴィヴィの元に、1本の電話が入った。

 その着信相手を確認した途端、小さな顔一杯に喜びが溢れ。

 そして要件を聞いた時には、驚嘆した。



『逢いたくて、来てしまった。

 今、同じホテルに居るよ』



 取るものも取り敢えず、ダッシュで上階のスイートへと向かえば。

 迎え入れてくれた匠海は、

「いつ到着したの?」

「こんな所に居ていいの?」

 そんな疑問を解消する時間さえ与えず、いきなり妹を味わい始めた。



 今宵の匠海は、少し強引で。

 スケ連のエンブレムが付いた黒のパンツスーツを、毟り取る様に脱がせたかと思うと。

 リビングのソファーに転がせた妹の脚から、ストッキングと一緒にショーツを剥ぎ取り。

「シャ、シャワー……っ」

 辛うじてそれだけは せがんだヴィヴィを口付けで封じると、早々に指で解し始めた。

 2週間ぶりに会えた、大好きな男。

 その人が いつもの余裕をかなぐり捨て、一心不乱に自分を貪ってくる様子に、抗える女なんていないと思う。

 唯一自由だった両手で、グレースーツのボタンを外し、ネクタイを緩め。

 そうして、

 兄妹は1秒でも惜しいと言わんばかりに、奥のベッドルームへと もつれ込んだのだ――。




 媚肉の全てで兄を頬張り。

 びくびくと脈打つ様まで つぶさに感じながら、迎えた絶頂。

「……――っ あぁ、凄、い……っ」

 貪欲に喰い絞めてくる妹に、兄は苦渋と紙一重の喘ぎを漏らしていた。

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