この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第2部
第11章        

「落ち着いて、ヴィクトリア。お前、夜に50階建ての高層ビルを見上げて、その窓から人が見えたことあるか?」

「……な、ない、けど……っ」

 しかも、冷静になって考えてみれば。

 ベッドから窓際までは距離があるので、地上にいる人間からは自分達の姿が目に入らないのは、ヴィヴィだって本当は分かっているけれど。

 けれど――

「やだぁ~~。は、恥ずかしぃ……」

 甘えた声音で むずがる妹の耳元、「可愛い」と囁いた匠海。

 ガラスに映り込んだヴィヴィと視線を合わせると、思わせぶりにその薄い腹を撫で上げる。

「ほら、奥まで俺が入ってるな?」

 そして「もう動いてもいい?」と言いたげに、切なそうに自分を見つめてくる切れ長の瞳。

「ぉ……お、に……ちゃっ」

 背後から やんわりやんわりと乳房を愛し始めた匠海に、心とは裏腹、快楽に従順な躰は徐々に軟化していく。

 ガラスに映る大きな掌は、厭らしく蠢き。

 時折 長い指の狭間に尖りを挟むと、きゅっと扱いてくる。

 そんなふうにされれば、もう何度も達しているヴィヴィは、兄のことしか考えられなくなっていく。

 己の胎内で切なそうに脈打っている、愛しい男の可愛いもの。

 それを慰めたくて、細腰を揺らせば。

「ああ、気持ちいいよ……」

 耳朶を湿らせる喘ぎに、更に腰をくねらせてしまう。

(ゴリゴリ、気持ちいい……、おにいちゃんの、凄い……っ)

 蕩け切ったところに深く突き立てられた、カチカチの太いもの。

 それを めい一杯味わいながら無心に腰を揺らす妹を、兄は胸を可愛がりながらも好きな様にさせ。

 そして、早々に可憐な声を上げて達してしまったヴィヴィ。

 くたっと倒れそうになるのを腰を掴んで支えた匠海によって、更に円を描くように収縮したそこを解される。

「ひぅんっ あ、もっ イ、イってるからぁ~~っ」

/1163ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ