この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第2部
第11章        

 ガラスに映る自分は、半べそをかきながら匠海に犯されていた。

 身に余る刺激に、己の腰を掴む大きな手を掴んで逃れようとするも。

 今度は、深くまで陰茎を銜え込まされた膣口の上、蜜に濡れそぼった肉芽にまで指を這わされて。

「んぅ……っ、そ、そこぉ……、ア、だめぇ~~」

 際限無く収縮し続ける自分の蜜壺から湧き上がってくる愉悦に、恐れを為したヴィヴィは、背後の兄を振り返った。

 半泣きの妹に同情してか、一端は指をどけてくれた匠海に、ホッとしたのがいけなかった。

 左脇に ひょいと頭を入れた男は、自然と持ち上がった細い左脚をも、片腕に引っ掛けて持ち上げると。

 その腕の先。

 ひくひくと物欲しそうにひくつく膣口を指で辿ったかと思えば、その上の小さな肉芽にも蜜をまぶしてくる。

「こんなに締め付けて。ほら、もっと愛らしい顔、お兄ちゃんに見せてね?」

 甘く囁いた匠海は、あろうことか。

 目の前で美味しそうに色付いた、薄紅色の乳首をぱくりと食んだ。

「……っ!? あっ そ、んな……っ」

 視線の先には、左の乳房を口で愛されながら、クリを弄られている――

 そんな、とんでもない自分の姿が映っていて。

 更には ハムハムと剛直を食むそこを、ゆっくりと突き始めた匠海。

 敏感な性感帯を一度に愛撫され、ヴィヴィはもう乱れに乱れた。

 甘噛みされ、強く吸われた胸の尖りからは、じんじんと脳を痺れさせる何かが生み出され。

 指先で優しく磨かれるクリトリスからは、腰骨が砕け散りそうなほどの、強過ぎる快感が。

 そして、

 とち狂ったように蠢く媚肉を、掻き回してくる兄のものは、

 どこを突かれても眩暈がする程の愉悦しか、与えてはくれない。

(やぁっ こんなの……、こんなの、すごい……っ)

 震える指先で、兄の黒髪に縋り付き。

 ただただ甘い悲鳴を上げ続けたヴィヴィ。

 そして、一際強く肉芽を押し込まれた瞬間、

 夜景越しに移りこんだ兄妹は、甘い甘い痺れと共に、深く熱く溶け合ったのだった。





/1163ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ