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禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第2部
第11章
ガラスに映る自分は、半べそをかきながら匠海に犯されていた。
身に余る刺激に、己の腰を掴む大きな手を掴んで逃れようとするも。
今度は、深くまで陰茎を銜え込まされた膣口の上、蜜に濡れそぼった肉芽にまで指を這わされて。
「んぅ……っ、そ、そこぉ……、ア、だめぇ~~」
際限無く収縮し続ける自分の蜜壺から湧き上がってくる愉悦に、恐れを為したヴィヴィは、背後の兄を振り返った。
半泣きの妹に同情してか、一端は指をどけてくれた匠海に、ホッとしたのがいけなかった。
左脇に ひょいと頭を入れた男は、自然と持ち上がった細い左脚をも、片腕に引っ掛けて持ち上げると。
その腕の先。
ひくひくと物欲しそうにひくつく膣口を指で辿ったかと思えば、その上の小さな肉芽にも蜜をまぶしてくる。
「こんなに締め付けて。ほら、もっと愛らしい顔、お兄ちゃんに見せてね?」
甘く囁いた匠海は、あろうことか。
目の前で美味しそうに色付いた、薄紅色の乳首をぱくりと食んだ。
「……っ!? あっ そ、んな……っ」
視線の先には、左の乳房を口で愛されながら、クリを弄られている――
そんな、とんでもない自分の姿が映っていて。
更には ハムハムと剛直を食むそこを、ゆっくりと突き始めた匠海。
敏感な性感帯を一度に愛撫され、ヴィヴィはもう乱れに乱れた。
甘噛みされ、強く吸われた胸の尖りからは、じんじんと脳を痺れさせる何かが生み出され。
指先で優しく磨かれるクリトリスからは、腰骨が砕け散りそうなほどの、強過ぎる快感が。
そして、
とち狂ったように蠢く媚肉を、掻き回してくる兄のものは、
どこを突かれても眩暈がする程の愉悦しか、与えてはくれない。
(やぁっ こんなの……、こんなの、すごい……っ)
震える指先で、兄の黒髪に縋り付き。
ただただ甘い悲鳴を上げ続けたヴィヴィ。
そして、一際強く肉芽を押し込まれた瞬間、
夜景越しに移りこんだ兄妹は、甘い甘い痺れと共に、深く熱く溶け合ったのだった。