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指切り〜蝶々
第3章 疑心
小里は百合の顔をまた覗き混み耳打ちした。

「あんなことしてたなんてね?百合。」

えっーー

百合は小里の言葉に目を見開いた。

どうして、小里が知ってるの?

早くなる鼓動、耳鳴りががんがんとする…
指先の痛みよりも、信じられないという気持ちでいっぱいだ。

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