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淫と乱
第5章 ドロドロ
…会議……終わっとるな………
ブルマをそっと引き出しに戻す。
…帰るか………
まさか、こんな深夜までやってる訳がない。
やっていたら、どれだけ仕事熱心なんだ。
少なくとも、このワシの部下たちだ。
やっとる訳がない。
それでも、何と無く足を忍ばせる。
不意に壁際にある姿見に目が向く。
白髪混じりの初老の男。
誰だと訊かれたら、ワシだと答えるしかない。
この部屋に、ワシ以外が居たら怖いじゃないか。
部屋の中でもサングラスを掛けているなんて、この学校じゃワシだけだ。
…流石にコレを使っても…
…ハミ乳体操着は………
やはり未練は残っていた。
歳老いても、まだまだ現役だった。
鏡の中の男がサングラスを外す。
右目だけが赤く染まっていた。