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淫と乱
第5章 ドロドロ
鼻がフンフン鳴る。
股間がモゾモゾして敵わん。
見下ろして見れば、モッコリしてる。
初めてましてと挨拶出来るくらいの盛り上がり方。
サービスし過ぎ。
ワシの希望より、遥かに過剰なサービスをされた。
…追加料金など発生せんよな…
思わず現実逃避したくなる現実。
何より歩きにくい。
内股で摺り足にならんと進めん。
鼻をフンフン鳴らしながら、部屋の明かりを消す。
途端に部屋は真っ暗になる。
お年寄りは早く寝ないと朝がキツイ。
何より、ベストコンディションで爽やかな朝日の中のオナゴたちの姿が拝めないのは困る。
モッコリサービスされた儘、摺り足スリスリと部屋を出る。
真っ暗な廊下。
ホントに、体操着画像ウォッチで六時間も過ぎていた事を思い知らされた。
並びにある会議室も職員室も明かりが消えている。
廊下の窓を通り抜けて、風切り音と葉音が聞こえる。
怖くない。
ワシくらいになれば、こんな暗闇は何て事はない。
別に、内股で膝がガクガクとか全くしていない。
断じてなっている訳がない。
理事長だからなる訳がない。
「……………」
何と無く、ワシ以外の気配。
怖くない。
理事長だから怖い筈ないもん。
現に、ワシのモッコリはサービスされた儘。
…き、気のせい……気のせい………
人の気配は錯覚だと言い聞かせ、ワシは足をスリスリと動かした。
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