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淫と乱
第5章 ドロドロ
【杏子 View】
「…何なの? ……アレ………」
バレー部の部室を覗いた光景に、呟かずにはいられなかった。
とても、学校の一角とは思えない光景。
陽射しを浴びた暑さよりも、目に映る光景に汗が頬を伝う。
今は授業中の筈。
なのに、部室の中には殆どの部員が揃っていた。
「んあっ…あっ……あぁっ………」
「もう…アタシ……だ…ダメぇっ!!」
そして、全員が一糸纏わぬ姿で、悩ましい声をあげている。
後から入った彼女もまた、何の躊躇いも無く裸になれば、直ぐさま艶のある声を吐き出していた。
「…な…何…なの……」
普通なら、此処で部室に飛び込んで淫らな行為を止めさせているところだった。
しかし、男勝りと揶揄されているあたしの脚は動いてくれない。
喘ぐ彼女たちの相手。
相手の姿が何処にも見えなかった。
見えない相手に立ち向かう勇気は、流石にあたしにはなかった。
しかし、そればかりじゃなかった。
「んはっ! あっ…あぁっ!!
で…出ちゃうぅぅぃっ!!」
また一人、両脚を思い切り開いた部員の嬌声があがった。
その声と同じタイミングで、彼女の下腹部がモコモコと蠢く。
「んひっ…ひっ……ひぃっ!」
まるで出産のようなシーン。
彼女の息遣いが更に荒くなると、思い切り脚を開いた彼女のアソコから、見た事も無い物体が姿を現した。