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淫と乱
第6章 ネバネバ
 
「この世界は真希が支配したっ。ハッハッハーッ」

 緑色の菱形の網目のフェンスから見える景色。

 グラウンドで体育の授業をやっている生徒の姿が小さく見える。

 その背景は緑豊かな自然。

 人は少なく都会じゃないけど、何だか真希が支配した気分。

 両手を腰に当てて仁王立ちすれば、更に気分は昂る。

 風でスカートが捲れて、お尻もアソコも丸見え。

 でも、気にしない。

 真希は支配者だから、そんな小さい事は気にしない。

 実際は、屋上に誰も居ないと分かっているから出来る芸当。

 でも、今だけは、ふざけてでも気分を変えたかった。

 相変わらず、爽やかな風が頬を撫で付ける。

 序でにアソコも。

 風を感じる度に、ショーツの行方が気になる。

 気になるけど、この景色と胸騒ぎが蘇る不安感に脚が動かない。

 此処に居て、一人ふざけていれば、その間だけでもモヤモヤは感じないで済んでいた。

「これからは真希の思いの儘だーっ。
 真希の言う事は絶対だーっ」

『…ちびっ子露出症が相手なんて怖くなさそうだブルッ』

 居ない筈なのに、つくちゃんのツッコミが聞こえてくる。

 昨夜初めて見たのに、なんて影響力なんだつくちゃん。

「…みんな真希に平伏すのだー。ハッハッハーッ」

 でも、めげない。

 つくちゃんのツッコミより、込み上げてくる不安感の方がイヤだ。

「平伏すなら、今なら真希が特別に気持ち良くさせて………」

「へぇ…。だったら、俺は平伏すかなぁ………」

 調子に乗っていた真希の魔王ごっこ。

 少しずつ調子が上がってきたところに、真希以外の声が屋上に流れた。
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