この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
淫と乱
第6章 ネバネバ
 
「ふわぁ……」

 ダメだった。

 抑え切れなかった。

 語尾にハートが付きそうな声を出した真希を、台なしセンパイが目を丸くして見てくる。

 でも関係ない。

 あの、真ん丸い体を見てるだけで堪らない。

 確かに、緑色にヌルヌルした体はグロい。

 見ように因っては、ワシャワシャ動く無数の脚も気持ち悪い。

 うん、グロいし気持ち悪い。

 でも、頑張ってちょこちょこ進む姿。

 やっぱり堪らない。

 何かキュンとくる。

「あ、あの……真希…ちゃん?」

 台なしセンパイが恐る恐る声を掛けてきた。

 しかし、真希の目は緑色の物体から離れない。

 離せなかった。

 同じヌルヌルでグロい物体でも、あんなミミズみたいのよりも真ん丸の方が何万倍も良い。

 衝動が抑えきれない。

「ふ、ふ………」

「…ふ?」

「ふわあぁぁぁっ!」

 真希の脚は、緑ダンゴ虫軍団の中に駆け出していた。

「い、いや、真希ちゃんっ!?」

『…真希っちの性格…やっぱり分からないブルっ』

 驚く台なし不良センパイと、居ない筈のつくちゃんの呆れた声。

 でも、知らない。

 知ったこっちゃない。

 とにかく、あの真ん丸を掴んでみたい衝動が真希を突き動かした。
/338ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ