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淫と乱
第6章 ネバネバ
 
 目を見開かずにはいられなかった。

「んぐっ…っぐ………」

 固くヌルヌルとした感触を上唇に感じる。

 軟らかさとチクチクとした感触を下唇に感じる。

 無理矢理クチを開かされた。

 真希のクチよりも大きな体。

 それでも、ダンゴ虫擬きはクチの中に侵入しようとする。

「んーっ…んんっ……んんーっ!」

 舌に感じるヌルヌル感と、脚が刺さる僅かな痛み。


…イヤイヤイヤッ…
…入って来ないで……
…ダメっ……ダメだってばぁっ!………


 嫌がっても頭は動かせない。

 クチを閉じる事も出来ない。

 涙を浮かべて視線だけを向ければ、クチの中に捩込もうとするダンゴ虫擬きの姿。

 見える緑色の体は半分以上。

 口元が痛い程に無理矢理侵入しようとしている。


…こんなの入らないっ…
…真希の口……入らないってばぁっ………


 得体の知れない物体が無理矢理クチに入ってくる恐怖。

 暢気にはしゃいでいた自分のバカさ加減。

 涙が止まらなかった。

 でも、どうする事も出来ない。

 カラダの熱さは増していく。

 陽射しのせいだなんて思えない。

 明らかに、このダンゴ虫擬きの仕業。

 これに抵抗する術なんて無かった。

 ただ、涙を流して呻く事しか許されていない。

 無情な現状を叩き付けられていた。

「…っ!? んんっ!? んんーっ!!」

 絶望感に飲まれ掛かっていた。

 そのせいで、真希は口に侵入しようとしていた一体が動きを止めていた事に気付いていなかった。
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