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淫と乱
第6章 ネバネバ
…イヤイヤイヤッ…な…なにっ!?…
…一体なにぃっ!?………
涙を流した目を大きく開いた。
突然、クチの中に感じた違和感。
何かネバネバした物がクチの中に出されている。
舌に感じる苦み。
舌が蠢くと糸を引く感じ。
…ダメっ……これ…何か………
直感で危険だと脳が警鐘を鳴らす。
「ゴフッ…グフッ……ングゥッ………」
喉に通さないようにと舌を使う。
しかし、真希の口腔の容積を遥かに越える量が吐き出されている。
無理矢理体を捩込んだダンゴ虫擬きと唇の隙間から、僅かに洩れ出す。
「んんっ!! んーっ!!」
僅かに顎を伝ったネバネバとした液体。
ダンゴ虫擬きが肌を這った後に感じていた火照り。
あのヌルヌルした液体よりも、何倍もの火照りが真希を襲ってきた。
気を抜けば意識が飛びそう。
脳が蕩けそう。
そんな予感を感じさせる程の火照り。
…こんなの…飲んじゃったら……真希………
必死に舌を蠢かせる。
喉を通過させる訳にはいかない。
ただでさえ、僅かな量で鼻息が荒くなる程の火照りを覚えた。
体内に取り込めば、どうなるか分からない恐怖。
「グフッ……ゴフッ……グフゥゥゥッ………」
真希の抵抗に追い討ちを掛けるように、更に大量のネバネバとした液体がクチの中に吐き出された。