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淫と乱
第7章 グイグイ
【??? View】
「うっ……うう…ん………」
呻き声に視線を向ける。
「気付いたようですね」
「…っ!? あ、アンタっ!? って、何よこれっ!?」
ガタガタとけたたましい音が響く。
「目を覚ましたと思ったら、いきなり暴れるとか…
やっぱり縛っておいて正解でしたね」
「い、いいから、解きなさいよっ!!
アンタに構ってる暇なんてないんだからっ」
「そんな睨んでもダメですよ、アンズ先生。
漸く、チャンスが巡ってきたんですからねぇ」
「チャンスって………。そんな事より、バレー部の娘たちが大変なのっ!」
「おやおや……。今の自分より教え子たちの心配するとか、立派ですねぇ」
「そんなの当たり前でしょっ!?
いいから、早く解きなさいよっ!!」
再びけたたましい音が鳴り響く。
少しばかりウンザリしてくる。
「アンズ先生……熱血教師振りもいいですけど、自分の体を大事にした方がいいですよ?」
「なっ!? 何言って………えっ…?」
瞬間に静かになった。
目を見開いて体を強張らせるアンズ先生。
「クッ…ククッ………」
思わず笑みが溢れる。
自らの才能が恐すぎる。
漸く、今までの苦労が報われ、アンズ先生を前にしたら、笑いを堪える事なんて無理だった。
「さぁ、アンズ先生……。色々とお願いしますよ」