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淫と乱
第7章 グイグイ
「も、もおっ。早く言ってよねっ」
ベッドの下に落ちていたスカートを穿きながら頬を膨らませる。
「…真希っちの痴女ぶりには脱帽だブルっ」
そう言ったつくちゃんの脇の空間に、突然ポワンと浮かび上がる映像。
ベッドに寝転がる真希。
真希がもう一人居るのかと間違えそうなくらいの高画質。
その真希がモゾモゾと動いたと思えば、布団の中で自らスカートを脱ぎ捨てる。
その次の瞬間には、ベッドから下りようとしている真希の姿が浮かび上がっていた。
勿論、アソコはバッチリ映っている。
やはり、無修正。
「な、な、な………」
顔が熱くなって言葉が出ない。
「…初めて動画にチャレンジしたけど、編集もなかなか上手い事いったブルっ。これでコレクションにも幅が………」
「って、何してんのぉっ!?」
自慢げに話すつくちゃん。
なに、この無駄なハイスペック。
「…ちょ、ちょっと真希っ………」
ふよふよ浮かぶつくちゃんをガシッと鷲掴み。
慌てた声を出すつくちゃん。
でも、聞こえない。
恥ずかしさが頂点に達した真希がやる事は一つ。
「…ま、真希っちぃぃぃっ!?」
振りかぶって、保健室の壁につくちゃんをぶち当てるだけだった。
「……はぁ…はぁ………」
ゴツンッと壁に当たる音と、全力投球した真希の吐息が保健室に流れた。
機種変しようかマジで考えだした瞬間。
「ははっ。それだけ元気なら問題ないね」
真希ともつくちゃんとも違う、爽やかな声が耳に飛び込んできた。