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淫と乱
第7章 グイグイ
 
「へっ!?」

 思わず声が洩れた。

 そーっとカーテンを開けて、顔だけ覗かせてみる。

 事務机の椅子に座った、サラサラヘアの白衣を着た男性と目が合った。


…だれ?…


 肩まで伸びた茶色い髪。

 細面のスッキリした顔立ちに、切れ長の目。

 痩身でスラリと伸びた長い脚を組む姿。

 うん、イケメンだ。

 おまけに、色んな意味でやり手の雰囲気がバシバシ出てる。

「それなら、もう帰っても大丈夫だね」

 微笑みながら透き通るような声で話し掛けてくる姿も、爽やか過ぎる。


…ホントに…誰?
…保健室の先生って…女の先生だったような………


 こんな先生、初めて見た気がする。

 少なくとも、こんな爽やかイケメン先生が保健医だったら、女子が黙ってない筈。

 特に美奈ちゃんとか、保健室に入り浸っている筈。

「は、はぁ………」

 取り敢えず、黙ってる訳にもいかないから生返事。

「それにしても……。独り言…凄いね」

 爽やか先生の苦笑混じりの言葉に、ギクッとしない訳がない。

 独り言じゃないけど、独り言にしておかないとマズイ。

 携帯と話をしていたとか、痛い子と思われかねない。


…てか……
…つくちゃんの声……聞こえてなかった…?


 それならそれで、真希としては有り難い。

 携帯を付喪神のつくちゃんですとか紹介したら、病院に連れて行かれそう。

「もう放課後だしね。早く帰った方がいいよ」

「は、はい…」

 取り敢えず、先生っぽいから従わざるを得ない。

 体調も悪くは無かった。

 気掛かりなのは、潮を噴いてからアソコを綺麗にしてなかった事。

 このイケメン先生に綺麗にされたとは思いたく無かった。

 短いスカートでノーパンだけに、イヤらしい匂いが洩れてないか不安。

 しかし、微笑みながら真希が出て来るのを待っているような雰囲気を醸し出されていたら、カーテンから出るしかなかった。

「……帰れるならね…」

「えっ!?」
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