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淫と乱
第7章 グイグイ
 
 他に浮いていた包帯が、シュルシュルと太腿に巻き付いてくる。

 抵抗する隙も無く、両脚をガバッと開かされた。

「ちょっとぉっ。恥じらいのある女の娘にさせる恰好じゃなぁいっ」

『…露出好きのマゾっ娘の真希っちが言う台詞ブル?』

 一体つくちゃんはどっちの味方なんだ。

 露出好きな訳がない。

 見られたらって思ったら興奮はするけど、好き好んで露出した事はない。

 確かにスカートは短いし、おっぱいの谷間は見えちゃってるけど、露出してるつもりなんてない…筈。

「うわわっ………」

 つくちゃんの言葉を否定していたら、更に脚が開かされていった。

 太腿から膨ら脛まで巻き付いた脚は露わになり、短いスカートが辛うじてアソコを隠している状態。

 空中で『大』の字から『土』の字へと変えさせられた。

「なかなか柔らかいモンだな」

「体の柔らかさには自信あるんだからねっ」

「なら、どこまで開くか試してあげよう」

「負けないんだからっ!」

『…真希っち……普通に会話してる場合ブルか?』

 呆れるくらいなら、早く助けろつくちゃん。

「……何か調子狂うけど……まぁいいか」

 頼むから狂った儘で居て欲しかった。

「ちょ、ちょっとぉっ。これ……ホントにダメだってぇっ!」

 更にグイグイと脚に食い込む包帯。

 徐々に上がっていく両脚。

 叫びながらジタバタと藻掻いても、脚を下ろす事は無理だった。
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