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淫と乱
第7章 グイグイ
 
 脚の間からこんにちは。

「…ほぅ……これはこれは………」

「…言わなくて…良いからぁ………」

 イケメン先生の視線がアソコに刺さる。

 真希の視界にもチラチラと映る。

 両膝が顔の脇にある状態。

 いつの間にか左腕と左脚、右腕と右脚がセットで包帯にグルグル巻きにされていた。

 両腕はバンザイ状態ならば、両脚もバンザイ状態。

 もう、短いスカートなんて、何の役にもたっていない。

 アソコもお尻も丸見え。

 何気に、イヤらしい匂いが仄かに鼻を突いてくる程の至近距離。

 これで体が柔らかいのは実証された筈。

 真希の吐息がアソコに吹き掛かるくらいに体を曲げてればイヤでも分かる筈。

「ほらぁ、こんなに柔らかいんだか………」

「ノーパンだとは流石に予想外だったねぇ」

「だから、言わなくていいのぉっ」

 恥ずかしさを紛らわそうとしていたけど無理だった。

 何より、視界にアソコがチラチラ入ってくる時点でダメだとは分かっていたけど、やはり無理だった。

『…真希っち……余裕あるブルね………』

 変なトコで感心してないで、早く助けろ付喪神。

 余裕なんてある訳がない。

 昨夜から続く非日常的な出来事の連続におかしくなりそうだった。


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