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淫と乱
第7章 グイグイ
 
【真希 View】


「取り敢えず…この恰好……どうにかならないですかねぇ?」

 カラダを二つに折り曲げられた儘、宙に浮されて数分。

 いくらカラダが柔らかいからと言っても、いい加減腰が痛くなってきた。

 それに加えて、チラチラ視界に入るアソコ。

 屋上で潮を噴いてから綺麗にした覚えがないだけに、汚れたアソコを見られている事が羞恥心を昂らせてくる。

『…てか…真希っち……この状況で良く余裕持てるブルねぇ………』

 ホントは、余裕なんてない。

 椅子に座ってニヤニヤしながら見てくる、素性の分からないイケメン。

 明らかに先生じゃないと分かった。

 分かったけど、ヘタに騒いで余計恥ずかしい事をされたら敵わない。

 誰だか分からないけど、口調を丁寧にして下手に出てれば、もしかしたら何も無い儘で帰れるかもしれない。

『…真希っち…甘いブルっ』

 心を読むなつくちゃん。

 読めるなら早く何とかして欲しい。

「どれ……それじゃ少し遊びましょうかね」

「ふぇっ!? ま、真希、そんな遊んで……うわっ!?」

 いきなりカラダが移動を始めた。

 二つ折りの儘で、ゆっくりとイケメン先生の方に向かっていく。

 整った顔立ちが徐々にはっきり見えてくる。

 逆を言えば、真希のアソコもアナルもはっきり見られている事になる。

「ちょ、ちょっとぉっ。だ、ダメっ」

 カラダを揺すったところで、どうにもならなかった。
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