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淫と乱
第7章 グイグイ
 
「えっ!? ちょ、ちょっと………」

 視線を落とすと、所々に結び目が出来た包帯がピンと張られて浮いていた。

 それが真希のお尻の谷間に食い込んでいた。

「な、何か…想像……出来ちゃったんですけど……」

 恥ずかしさに顔を熱くさせながらも、口を開かずにはいられなかった。

「なら、ご希望通りに……」

「いや、希望は出してな……っあっ……ちょ、ちょっとぉっ………」

 ニヤニヤと笑みを浮かべるイケメン先生が更に口角を上げれば、包帯の上を滑るように勝手にお尻が前後に動く。

『…余計な事言うからブルっ』

「あっ…ちょ……痛っ……あぁっ………」

 つくちゃんの突っ込みに答える余裕は無かった。

 柔らかい包帯でも、お尻の谷間を何度と擦られれば痛さも感じてくる。

「確か…体勢苦しいって言ってましたよね」

 谷間の柔肉が擦れる痛みに顔を顰めていた。

「い、言った…けどぉ………」

 その声に言葉を返せば、両腕と両脚を緊縛していた包帯が解けた。

「え、えっと……あ…あの…っくぅ………」

 お尻を揺らされて痛みに耐えながら、次に起こる事を予測して口を開いた。

「楽にしてあげますよ」

 その言葉が耳に飛び込んだと同時に、両腕は上げられた儘で、脚だけがゆっくりと下ろされていった。

「楽……楽には…なった…けどぉぉぉっ………」
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