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淫と乱
第10章 砂浜
 
 恭子先生とアンズ先生の声に、真希から視線を外して声の方へと視線を向けた。

「……………」

 恭子先生の姿を見た瞬間、声すら出なかった。

 此処を誰も居ないプライベートビーチと勘違いしてるんじゃないだろうか。

 それとも、自慢の体を見せ付けたいだけなのか分からない。

 娘がマイクロビキニなら、母親はVだった。

 ホントに最小限。

 アソコもギリギリ隠れてるかと思えば、上に向かって細い紐が伸びてる。

 真希よりも小さいとは言いながらも、標準よりは遥かに大きいメロンのようなおっぱい。

 ハミ乳やら下乳が出るなんてモンじゃなかった。

 アソコから伸びてきた紐が僅かに幅広になって、乳輪しか隠してない。

 プクッと乳首の形まで浮き出てる。

「…なに…この露出狂母娘【オヤコ】………」

 おっぱいの大きさにショックを受けるよりも前に、肉感的な肢体を存分に晒け出している母娘を前に、スタイルなどどうでも良くなってきた。

「あらあらぁ…先生に対してその態度は………」

「先生って呼ばれたければ、その恰好止めてっ」

 アタシは間違った事を言ってない筈。

 絶対に間違ってない筈。

「あは…は………止めろって言ったんだけどな………」

 アタシの剣幕に、アンズ先生からの乾いた笑み。

 この際だとばかりに、アタシはアンズ先生をキッと睨んだ。

「な、何だよ?」
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