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淫と乱
第10章 砂浜
 
 まさかの、赤いビキニパンツ。

 男のくせに綺麗な肌で、プリッとしたお尻が丸出し。

 アソコなんて、モコッとしている。

 真希とかお母さんが最初に着ていた水着と遜色ないくらいの露出度。

「教師がそんなの履くんじゃないっ」

 アンズ先生の突っ込みに、何故かお母さんも苦笑。

「ま、まぁ……そうですよねぇ………」

 取り敢えずという感じで相槌を打っているのがバレバレのお母さん。

「でも、これしかないんですよ、ガハハッ」

 恥ずかしがる事も無く、両腕を腰に当てて仁王立ち。

「確かに…赤井先生に似合ってるけどさぁ……」

 直視出来ないのか、一段と顔を赤らめて顔自体背けたアンズ先生。

 かく言う真希も、仁王立ちの赤井先生を直視出来ない。


…てか……
…赤ジャージ先生って……
…赤井って名前だったんだ………


 今更の事に気を紛らわそうとする。

 それでも、赤井先生をチラチラと見てしまう。

 数段に割れた腹筋もさながら、モコッと盛り上がった股間が視界に入る度に目を背ける。

 それでも、数瞬後にはチラチラ。


…真希…そんな欲求不満なんかじゃ……
…ただ…怖い物見たさで……


 何と無く、誰へと訳では無く言い訳。

 お母さんとアンズ先生に気付かれないように、赤井先生にチラチラと視線を向けていた時だった。

「…っ!?」

 ズキッと体の奥が疼いた。
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