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淫と乱
第2章 ヌメヌメ
 
 アタシだって怖くない訳じゃない。

 現に、あのヌメヌメしたヤツを見れば、勝手に膝がガクガクいっている。

「ど、どうしよう………」

 一番頼りになる筈の部長さえ、アタシにおっぱいをギュウギュウ押し付けて抱き着いてくる。


…部長……
…確か……真希と恭子先生と……あの眼鏡っ娘で…爆乳四天王とか言われてたよね………


 グイグイと押し付けてられるおっぱい。

 ユニフォームの上からでも、形がグニュグニュ変わる部長のおっぱい。

 腕にその柔らかさが充分に伝わってくる。


…悲しくなんて……ないんだから………
…みんな…発育が早いだけよ………



 アタシだって、最近はDカップまで近付いた。

 近付いただけだったけど。

「きゃあぁぁぁっ!」

 部長や他の部員たちのおっぱいに気を取られていたら、新たな部員の悲鳴。

 その方へと目を向ければ、目も当てられない程の惨劇が繰り広げられていた。

「だから、何なのよぉっ!?」

 抱き着いている部長の涙声。

 だから、アタシも知らない。

 あんな、ミミズのでっかいバージョンなんて初めて見た。

「あー……。アレはぁ………」

 今まで静かだった眼鏡っ娘が口を開いた。
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