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淫と乱
第10章 砂浜
 
「な、何でも…ないわよぉ」

 慌てて従妹であるアンズ先生に、引き攣った表情を見せる。

「そ、そお? 何だか…顔…赤くない?」

「逆上せましたかな? ガハハッ」

 心配する二人の言葉を聞きながらも、鼓動はドキドキと早まった儘。

 顔はアンズ先生に向けていても、視線はチラチラと赤井先生へと向いてしまう。


…んもぉ……どうしてぇ………


 海水に腰まで浸かったアソコの奥はジンジンとしている。


「ちょっと休憩しよっか?」

 アンズ先生の言葉で、一度砂浜へと戻る事になった。

「んはぁ……」

 歩く度にアソコがキュッとして、思わず熱い吐息が洩れる。

 まるで黒いビキニが食い込んできてるような錯覚。

 声を抑えながら歩いていても、視線は前を歩く赤井先生を追っていた。

 赤井先生に対して、大した感情は持って居なかった筈。

 なのに、精液のような匂いを意識すればする程、体は熱くなって視線が外せなくなる。

「ん…んん………」

 ジンジンと強まる疼きに、眉を寄せて声を堪えながら歩く。

 海に入っていなかったら、ビキニの股間が汚れているのがばれそうなくらいに濡れているのが分かった。


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