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淫と乱
第12章 海の家
斜め前からの軽い声にビクンッと肩が跳ねた。
隣の男の知り合いらしい口調。
隣の男の股間に左腕を伸ばした儘、カラダが強張る。
俯いた顔を上げられない。
向かいの男からは、私の左腕が何処へ伸びているか分かっている筈。
一気に顔もカラダも熱くなってくる。
「あぁ、ちょっとなぁ。
たまたま会ってよぉ………」
隣の男は出任せを言いながら、私の左腕を離そうとしない。
「へぇ……いい女じゃぁん」
前の男の舐めるような視線を感じる。
股間へと押し付けられた掌に感じているモノが、どんどんと固くなってきている。
「んふぅ…」
不意に動いた親指の付け根が、水着越しにモノを擦る。
固くて大きい感触に、キュンッと子宮の疼きが強くなる。
…これが…ナカに挿入【ハイ】ったら……私………
ジロジロと見られているのに、熱い吐息が抑えられない。
押さえ付けられている左腕の指先が、モノの感触を求めて勝手に動く。
「随分とスケベな女だな」
私の手の動きを察した向かいの男の冷ややかな声。
肩を跳ね上げて驚きながらも、私の指先は更に大胆に動いていった。
モノを包み込むように指先を揃えた掌。
その形状を確認するように上下へと動かした。