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淫と乱
第12章 海の家
 
「んぅっ……」

 そんな私の手の動きに呼応して、隣の男の手がビキニから伸びる私の太腿を撫でてきた。

 まるで柔らかさを愉しむかのようなイヤらしい手つき。

 触れた瞬間にビクッと肩を跳ねながらも、その感触に私のクチからは熱い吐息が洩れる。

 指先がツツゥと柔肌を滑っていく。

 それだけの事なのに、カラダの火照りが強まる。

 男の手を退ける考えなんて浮かばない。

 指先が滑る感覚に、アソコからイヤらしいおツユが溢れて、子宮が疼いて堪らない。

「んふぅ…ふぅ………」

「ホント…お姉さん……イヤらしいなぁ」

 耳元で囁く嘲笑混じりの声。

 鼻を突く汗の臭いと、太腿を滑る指先の刺激。

 人が多い場所なのに、熱い吐息が次々と洩れていく。

 周りの喧騒にごまかせていると思いながらも、バレやしないかとドキドキする。

 それなのに、男の指先が内股の方へと滑りだすと、固く閉じていた私の脚はすんなりと膝を開いた。

 すっかりグチョグチョになっているアソコ。

 イヤらしい匂いが立ち上ってきそうな錯覚さえする。

 そんなワレメを弄って欲しいとねだるように、更にお尻もイヤらしく動いた。

「此処でマンコ弄って欲しいとか……ど淫乱にもほどがあるなぁ、お・ね・え・さ・んっ」

 淫語を混ぜた男の下卑た口調が、私の理性を砕かせていった。
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